【大徳寺】聚光院(じゅこういん)へ ①国宝・襖絵全46面を見に行く(2017年)

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大徳寺 聚光院(じゅこういん)創建450年記念特別公開へ、行ってきました!
狩野永徳筆の国宝障壁画とともに、日本画家・千住博さんの障壁画『滝』が一般公開でした。

創建450年を記念に、通常非公開のお寺を公開ということで、拝観される方も多いそうです。
狩野永徳と父・松栄による国宝の『襖絵全46面』が、京都国立博物館から9年ぶりに里帰りしたとのこと。

【期間】2016年03月01日(火)~2017年03月26日(日)
 スタッフさんの誘導と解説ありの拝観の予約制でした。
 15分毎、あるいは30分毎の、15人定員。


まず、聚光院に入ってすぐあるお庭は『百積の庭(ひゃくせきのにわ)』。
狩野永徳が下絵を描いて、千利休が作庭したと伝わるそうです。

若き狩野永徳筆の国宝「花鳥図」が本堂を飾ります。
「花鳥図」は、花と鳥をモチーフに季節が連続して描かれていきます。
とても力強さがあり、若々しさ感じる、印象的な作品でした。かっこよかった。

右隣の間には、父・狩野松栄筆の国宝「瀟湘八景図(しょうしょうはっけいず)」という山水図。
「瀟湘八景図」は、中国の湖南省を流れるふたつの河(瀟水(しょうすい)・湘水(しょうすい))が合流する場所の地名が「瀟湘」で、その風景を季節感に富む「八景」が描かれるものです。
夏と冬、晴れと雨、そして昼と夜をあらわす景観がひとつの画面内にどのように配されているかが、ポイントのようです。

左隣の間には、こちらも狩野永徳筆の国宝「琴棋書画図(きんきしょがず)」。
「琴棋書画図」とは、中国で文人・士大夫が身につけるべきとされた四つの芸。
( 琴→弦楽器、棋→囲碁、書→書芸、画→画芸、)

裏側の間には、父・狩野松栄筆の国宝「竹虎遊猿図(ちっこゆうえんず)」。
春の竹林に遊ぶ虎と豹。雪山を背景に手長猿の親子が描かれる。
手長猿の親子は、松栄が自分たち親子を描いたとも・・・?言われているそうです(笑)

襖絵って、その部屋、その位置に合わせて描かれているものだから、
美術館で見るのとは、全然意味が違うんですね。

四角い部屋の中の襖絵だから、角度があることで表現できる、
絵の中の鳥の目線とかに意味があったり、裏面の隣の部屋に通じていたり、
ほんと、様々な仕掛けもあって。
言葉では説明しないというか、気づく人が気づくというか、
なんていうか、日本人らしさみたいな表現みたいなものも感じられたりして。

本物の襖絵を、元あった場所にはめられて見学できるって、
ほんと贅沢なことなんだなって思いました。


親子で何百年も残る襖絵を描けるって、素敵ですね!!



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